世界中が直面しつつある問題、それは、質の良い水が十分に手に入らないこと。人の心を豊かにする風景やレクリエーションエリアを作っていくために、そして食料を始めとする様々な作物を育てるために、水は欠かすことのできない資源です。限りあるこの貴重な資源を、ターフに、農地に、庭園に、これまで以上に効率的に散水できる、業界をリードできるイリゲーションソリューションを目指してトロは活動しています。大学や他の業界や地域社会とのコラボレーションによって、適切な散水の重要性を人々に広く知っていただき、市民一人一人が、水の適正利用を通じて生態系の強化と維持に努めるようにすることが狙いです。さらに、NPO や消費者団体あるいは企業体などに弊社の製品を提供したり税制的な支援を行うなどして、効率的な水利用を促進し、環境と経済に貢献しています。

ゴルフ&グラウンズ

  • 2018 年、トロ・カンパニーは、芝生や農地においてドローンを使用した自動センシング技術のトップ企業である GreenSight Agronomics に対する戦略的資本投資を行いました。これにより、ゴルフコース管理者の皆様には、これまでの用水量や施肥量や薬剤量を減らしながら芝草の健康度を向上させていけるサーマルマッピングとその分析システムをご提供できるようになります。
  • イリゲーションの効率を次のステップに高めた、トロの統合散水コントロールシステムである Lynx® セントラルコントロールシステムは、コースに関わる情報をリアルタイムで収集表示し、散水機器を極めて高精度にコントロールし、さらに種々のモバイル機器からの遠隔コントロールを可能にしています。また、新製品として Lynx スマートハブ、Lynx スマートサテライト、Lynx ダッシュがあり、これまで以上の機能と便利さを提供しております。
  • たとえば、新しい技術である PrecisionSense™ は、土壌の各所における水分、塩分、固結状態、ターフの健康度など、現場管理のキーとなるデータを収集してマッピングを行い、生育環境をビジュアルに把握できるようにすることで、より健康で均一なターフを作れるようにする技術です。
  • トロの無線式土壌監視システム、Turf Guard® は、土壌の水分、温度、塩分を自動的に測定してデータを送信します。データをリアルタイムで利用できるので、いつどれだけ散水するかを適切な情報に基づいて判断でき、散水の過剰や不足をなくして、より健康なターフを作ることができます。

一般住宅用/業務用

  • トロは、屋外環境における効率的な水利用の促進およびその普及教育活動により、米国環境保護庁から 2017 WaterSense® エクセレンス賞を授与されました。これにより、トロ社は 3 年連続で、この名誉ある表彰を受けた企業となりました。過去 10 年間にわたり、トロを始めとしておよそ 2,000 団体におよぶ WaterSense パートナーの協力によって、市民生活の中で 2.1 兆ガロン(8 兆リットル)もの水を節約するという実績が生まれました。

  • 直感的な操作性、USB機能によるアップグレード性、スマートなコントロール機能によって最優秀製品賞を受賞したToro® EVOLUTION® コントローラは、シンプルさと高度技術が完璧にバランスしています。トロのウェザーセンサーや土壌センサーと無線で接続することができ、これらのセンサーから送られてくるデータをベースにして、それぞれの散水プログラムを自動的に調整することができます。さらに、SMRT ロジックや SMRT スケープを利用することにより、EVOLUTION をお使いのユーザー様は、スマートフォンやタブレット、あるいはコンピュータを使ってどこからでも散水管理を行うことができます。
  • トロの大きなイノベーションのひとつであり、すでにゴルフ場やスポーツ施設で利用されている Turf Guard® 無線センサー技術を一般住宅用に応用した Precision™ Soil センサーは、土壌が散水を必要としている時だけ散水を行います。家庭で節水を実現できる製品です。
  • トロの Precision™ シリーズ・スプレーノズルや Precision™ シリーズ回転ノズルは、特許技術であり業界の優秀賞を獲得した製品。しかも、大抵のメーカーの製品に取り付けて使用可能です。どちらの製品も、従来製品よりも水をゆっくりと撒くことによって土壌表面から流れて失われる水を減らすとともに散水均一性を向上させ、最大 30% もの節水を実現します。;
  • 2015 年から、トロ・カンパニーは週一回放送される The Water Zone というラジオ番組を提供しています。この番組では地域、州、連邦政府、国際機関などから水資源保護に関わっている市民や技術者などに出演していだだき、私たちにとって最も重要な資源の一つである水の問題を様々な局面から話し合っていただく番組です。そして 2017 からは、全米灌漑協会が番組のパートナーになり、散水や造園のプロを対象としたオンエア教育も行われるようになっております。
  • 水の管理に持続性のあるソリューションを提供するという高い目標を掲げて活動するトロ社のイリゲーション事業部に対して、リバーサイド市(カリフォルニア州)から、2014年度持続可能性デザイン&イノベーション大賞が授与されました。この賞は建築物の「グリーン」度を高める優秀な活動を行った企業に対して贈られるものです。トロ社は、エネルギー利用の最適化、水資源の保全、そして施設設計における環境保護への配慮を認められてこの受賞に至りました。
  • 2009年、トロ社は、水資源管理主任認定プログラムの発起人法人の一つとなりました。このプログラムは、CLCA(カリフォルニア造園景観管理者協会)の主導で設立運営されている組織で、米国で初めて、そして現在唯一の「実績主義」の認証プログラムとなっています。各造園管理業者のスタッフは、このプログラムに参加することによって、カリフォルニア州の効率的水利用造園条例モデルに即した造園設計手法を学ぶことができます。

農業

  • トロが製造販売しているドリップ製品は、各農家が効率の良い持続可能な水利用によって収穫を最大化するお手伝いをするという大きな目標に沿ったものですが、その一環として行っているドリップ灌漑用テープやドリップライン製品のリサイクリングサービスは業界から表彰を受けるほど高い評価をいただいております。このサービスは Revolution Plastics 社と共同で行っている活動で、回収されたプラスチック製品をそのまま廃棄してしまうのでなく、缶のライナーや農業用シートなどに再生するものです。
  • トロはまた、Western Growers Foundation とその学校農園プログラムの支援を行っており、農業や栽培や食生活についての子供たちの学習活動の促進のために、カリフォルニア州とアリゾナ州の学校に 350 個以上のドリップイリゲーションキットを寄付しております。
  • 政府機関や NGO との連携も行っております。開発途上国の小規模農家がドリップ灌漑農業を通じて作物の安定栽培、栄養の確保、経済基盤の強化などを進められるよう支援を行っています。
  • トロの Blue Stripe® ホースと Aqua-Traxx® ドリップテープは、一般農業分野や育苗分野ではもう何十年もの実績を持ち、水の効率利用、収量増加のツールとして世界中の農家におなじみの製品となっています。ブルーストライプとアクアトラックスに加えて、BlueLine® 厚肉 PC ドリップラインと FlowControl® プレミアムドリップテープが加わりました。ターゲットとする作物に直接、ゆっくりと、効率的に水を与える手法がさらに進化しています。こうした技術によって、作物の収量、品質、資材利用が向上・効率化され、環境の劣化が減り、水の無駄が減っています。
  • また、トロでは、www.driptips.toro.com でドリップイリゲーションの手法や資材に関する様々な情報を公開しています。たとえば、業界で優秀賞を獲得した農業関係の オーナーズマニュアルや、果物、ナッツ、野菜、条植え作物のための散水などもこのライブラリーに含まれています。さらに現在では、ラジオ番組の The Water Zone で行われたウェビナーの録音やポッドキャストを iTune で聞くことができるようになっています。
  • トロの農業部門は、CAIA(カリフォルニア農業灌漑協会)、CII(カリフォルニアイリゲーション協会)、IA(灌漑協会)、ASABE(全米農業生物エンジニア協会)、ASA(全米農学協会)など、効率的なイリゲーションの実現に努力している多くの団体のメンバーであり、これらの団体の活動を支えています。
  • それぞれの農家が自分の事業にベストの灌漑システムを発見し、最適な水利用と資材利用を実現する手助けをするために、トロの AquaFlow 設計ソフトウェアは、各種のドリップイリゲーションシステムの水やり均一性を計算することができます。枝管、取水管、本管、フラッシングなどの要素を様々に変えながら、納得のいく設計ができる支援ソフトです。
  • トロの ドリップイリゲーションペイバックウィザードは、農家や業界のプロが、現在のフラッド方式やセンターピボットスプリンクラー方式の灌漑から、効率の高いドリップイリゲーションに変更することによる実際のコスト、収入の増加などをモデル計算できるソフトウェアです。計算ベースには米国の実際のコストデータが使用されています。