Toro Innovation

トロは技術革新を追求します。1914 年の創業以来、トロカンパニーは、その革新的なソリューションの提案者としてお客様のターフケアや農業ニーズにお応えし、それによって確固たる評判を築き上げてまいりました。そして今日でも、この豊かな伝統がトロの毎日の業務の中に生きており、性能、生産性、そして便利さにおいて究極を実現すべく、エキサイティングな新製品開発や技術開発が日々脈々と続けられています。

トロの高度技術開発センターCAT(Center for Advanced Turf Technology)

イノベーションリーダーとしての地位をさらにゆるぎないものとすべく、トロの高度技術開発センター(CATT:Center for Advanced Turf Technology )では、お客様と環境の両方に優しい明日のテクノロジーを目指して研究が続けられています。第一線の農学専門家、そして製品開発のプロを中心とするスタッフで固められたCATTでは、ターフケアマーケットの将来とトレンドを的確に見通し、それに相応しい応用技術を探し出し、生産性向上、水資源保全、燃料消費削減、生育条件の向上などに役立つ製品開発の方向付けを行っています。

お客様から、学術機関から、世界をリードする研究者から直接声を聞き、ロボット工学、水素燃料電池、高度バッテリー技術、高精度散水、土壌水分検知技術などにおいて積極的な発言と指導助言を行っています。

「ドクター・ワトソン」物語

James R. Watson, Ph.D.

ターフ産業を知る人なら、この業界のパイオニアであり教師である伝説的な人物、ジェームズ・R・ワトソン博士(1920-2013)をきっとご存じのはず。ワトソン博士は、1952年に農学部長としてトロに入社しました。その後、46年にわたる在籍期間中、ターフ管理と水管理の両面において、世界中の様々な活動の先駆者となりました。現在、世界の一流ゴルフ場、公園、スポーツ施設などと言われるところの多くが、管理上の問題に直面するとワトソン博士に相談し、アドバイスを仰いだ経験を持っています。ワトソン博士はまた、1962年にトロ社が行ったモイストマチック社の買収を強力に支持し、トロ社が業務用および一般家庭用のイリゲーション事業に進出する足がかりを作りました。常に深い洞察力によって、貴重な資源である水の重要性を強調し、無駄のない散水、正確な散水と節水技術の確立を推し進めました。

トロの本社の裏庭は、現在では、ジェームズ・R・ワトソン研究開発室記念の地として保存されており、この場所が「ターフ」を専門に研究する世界で唯一つの場所であった時代の記憶としています。 総勢25人の研究者の長として、ワトソン博士は、様々な芝草や土壌についての研究を指導し、施肥や水やりについてのベストプラクティスの確立や雑草、病虫害などの防除研究にも力を注ぎました。ワトソン博士が自分の研究で得た知識がトロの社員教育の一グリーンとなり、最終的にはターフ業界の知識の泉となったのです。

ワトソン博士は、カスタマーリレーションズ担当および農学担当副社長となり、1998年にトロ社を退職しましたが、その後も有力な発言者としてターフ業界で活躍を続けました。また、数多くのターフ関係・用水管理関係の機関、研究所、委員会活動などでも大きな活躍を行いました。ワトソン博士こそは、トロのインスピレーションの源泉であり、最高のターフと最良の水管理を目指すトロの原点であり、CATTのルーツともいえるのです。

芝草科学の進歩とトロ社の発展のためにワトソン博士が果たした役割は、どんなに高く評価してもしすぎることはありません。ターフ専業企業としてのトロの中心的な価値観の確立、そしてターフ産業に働くお客様との長期的な関係の確立、世界的視野に立ったターフ産業への関わりを身をもって示してくれた指導者でした。