刈り込みのクオリティ(質)は色々な因子に左右されますが、ターフのコンディションもその一つ。サッチが過剰であったり、「スポンジ状」といわれるふわふわした感じのターフの刈り上がりが悪いのは、機械の調整だけでは直りませんし、一度の刈り取り長さを大きく設定したりしてもきれいに刈れません。刈高が低くなればなるほど、こういった因子が刈り込みの質により大きな影響を与えるようになります。

「実効刈高」すなわちターフ上での実際の刈高は、カッティングユニットの重量、使用しているアクセサリ、そしてターフのコンディションに左右されることを知っておきましょう。実効刈高は名目刈高と同じ高さにはなりません。

刈り込み品質に影響を与えるもの

  • タイヤ空気圧.
  • エンジン速度
  • リールベアリングの状態(劣化状態、調整状態)
  • リール刃とベッドナイフの鋭利さ
  • ベッドナイフとリールの平行度
  • ベッドナイフとリールのすり合わせ状態
  • ベッドナイフの姿勢(角度)
  • ローラとリールの平行度
  • 刈高.
  • 条件に合ったベッドナイフを使っているか
  • カッティングユニットの整列状態、地表追従性能
  • ローラとそのベアリングの状態
  • リール速度
  • 走行速度
  • カッティングユニットの落下速度とタイミング
  • カッティングユニットのカウンタバランスや押圧の設定

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